人に優しく女性の立場に立った女性のためのクリニック・医療法人育佑会 石田医院 (大阪府高石市羽衣 産婦人科)
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あかちゃんの病気

赤ちゃんを育てるママにとって、乳児の病気の対応(風邪や下痢など)に戸惑う事も多いでしょう。慌てず適切な対応の第一歩は正しい知識に身に付けることにあるといえます。 

ここでは、赤ちゃんの病気や、その他の健康情報を掲載してみました。 是非ご一読ください。

咳について

就寝後咳がひどくて一晩中親子供眠れないで大変な思いをした経験はありませんか?
そのような場合の多くは痰のからんだ咳であることが多いと言えます。小さな子供は、大人と違って意識して痰を出すことができません。従って、その痰を出す反応として咳をしているのです。
痰がたまってしまうと、気道が狭くなり呼吸が苦しくなるかもしれません。 咳も熱と同じで生体を守るための反応でもあると考えてください。このようなケースは大きくなるまで多少我慢が必要といえるでしょう。 ただ、そうは言ってみたものの、咳がひとく、ミルクや水分もとれず、咳のために吐いてしまうような事になっては大変です。処方された薬をちゃんと飲ませ、水分を充分に補うよう心がけましょう。

空気が乾燥しすぎないように注意し、咳の発作には冷たい水を飲ませたり、空気を入れ換えたりすることも有効な場合があることを覚えておきましょう。

風邪について

風邪とはどんな病気なのでしょうか?一般には、ウイルスによる上気道の感染症を指し、発熱、鼻水、咳などを主症状とする病気です。 風邪をひき、熱がでるとインフルエンザを心配しますが、インフルエンザは普通の風邪との区別は簡単でありません。 インフルエンザは、集団(学校、幼稚園、家庭)で感染・流行して、高い熱が続き呼吸器症状(咳、鼻水)だけでなく、消化器症状(嘔吐、下痢)や関節痛などの全身症状を伴うことで区別されます。では風邪の予防は、どうすればよいのでしょうか。予防法を考える前に、なぜ冬に多いのかというと、もちろん冬は寒くなりますが、寒さだけではなく乾燥が大きな原因といえます。
ウイルスは空気中に散らばり人の喉に付く機会を伺っています。乾燥するとウイルスが増えるだけでなく、気道粘膜(喉や鼻の中)の異物を排除する働きが弱くなりウイルスが付きやすくなるのが原因といえます。

昔から予防法として、うがいが奨励されるのもこの理由からです。もちろん人混みには、ウイルスがいっぱいいるものですから人混みに出かけないのも予防法のひとつといえます。

こどもが風邪を予防するために、まずお母さんたちが風邪をひかないようにする事が大切です。睡眠や栄養を十分にとって、規則正しい生活をするよう心掛けるのが何よりの予防といえます。

赤ちゃんの嘔吐について

乳児健診で、「うちの子は、吐いてばかりで心配…」とよく相談されます。果たしてこれは心配なことなのでしょうか。

一般的な話としては、赤ちゃんの授乳は大人の食事と違って、母乳やミルクとともに、必ず空気を飲み込んでしまいます。その空気が胃から戻ってくるため、一緒に吐いてしまうのです。また、赤ちゃんは食道と胃のつながりの部分が緩く生理的に吐きやすいともいえます。
また、もう一つの理由として、未だこの時期は満腹を感知するための中枢の働きが未熟で、おなか一杯まで飲んでしまう、単なる飲み過ぎです。
吐いても機嫌が良く、次の哺乳もしっかり飲むのであれば心配ありません。母乳は飲んでいる量がわからないし、ミルクの量にも個人差があります。この時期の適量を判断するのは難しいものです。従ってある程度自由に与えるしかないでしょう。勝手に飲む量を親が決めてしまい、ひもじい思いをさせるのも感心できません。吐きやすい赤ちゃんへの対応としては、まず十分にげっぷを出すことです。またげっぷが出にくい時やだらだら吐く場合には、哺乳後上半身を高くしてあげることも効果があります。

また、嘔吐したものが気管に詰まってしまうこともあるので、哺乳後はしばらくは目を離さないことが大切です。もちろん心配な嘔吐もあるので、注意してください。
吐く回数が多く哺乳量が減る、 機嫌が悪い、 熱が出る、 下痢をするなどは、心配な兆候です。生後2週間頃から吐く回数がだんだん増えて次第に痩せてくる場合などは、先天性幽門狭窄症という病気もあります。更に嘔吐以外の症状を伴う場合にも、早めに小児科を受診することをお勧めします。

下痢について

母乳で育っている赤ちゃんの便は、往々にして柔らかいものです。しかし便が柔らかくても、元気があり哺乳も良好であれば問題ありません。 逆に元気がない、食べない、飲めないなどの症状を伴う場合は問題といえるでしょう。
下痢の原因で最も多いのが、ウイルスによる腸炎(ウイルス性胃腸炎)ですが、特に便が白色となるロタウイルスの冬季乳児下痢症は、嘔吐も伴い脱水症になりやすいため注意が必要です。他には主に汚染された食品からのカンピロバクターやサルモネラ等の細菌による腸炎があります。
下痢をすると栄養不良を心配するお母さんが多いのですが、現在は子供の栄養状態がよいため、難治性下痢症といわれた栄養状態が冒される下痢は、ほとんど見られなくなりました。しかし下痢には摂取する水分の不足から起こる脱水症等が時々見られますので注意が必要です。
下痢の治療は食事療法が中心で、脱水症の予防とお腹を休ませることが基本です。腸を休ませるためには、消化吸収がよいものを与える必要があり、最も適しているのが炭水化物です。昔から下痢をするとお粥を食べるのはそのためです。ミルクは消化も吸収もよく作られていますが、下痢のときには決してよいとは言えません。与える場合は1/2〜2/3程度に薄めるのが良いでしょう。
下痢をすると余計にひどくなるからと言って、水分をも与えないことがありますが、それは間違いです。重症の下痢では、腸から体内の水分がどんどん失われていくので、そんな時には、塩分を含んだ水分を補給することが大切です。最適なのは普通のイオン飲料でかまいません。下痢が重症になると、病院では完全に腸を休ませるために、何も与えないこともあります。そんな時は、水分のみを与えるか絶食して点滴をするかどちらかです。
下痢に治療の基本は、腸の負担の少ない食物で、お腹を休ませ、失われる以上の水分を補ってあげることが大切です。

発熱について

発熱は、ウイルスや細菌の活動を弱め、持つている免疫力を高める生体の防御反応と考えられています。 お母さんたちのなかには、熱の高さと病気の重さが比例すると思っていたり、熱が高いと後遺症を残す、熱が続くと肺炎になるなどの誤解も見受けられます。 風邪などで高熱が出ても、41℃以下であれば後遺症の心配は無いと言えるでしょう。
お子さんが、初めて熱を出したとき、まずはあわてないことが大切です。熱が出ると暑くなります。お布団をいっぱい掛け無理やり汗を出させるようなことはしないでください。暑いときには、薄着をさせ楽にしてあげるように心がけてください。逆に体温が急に上がるケースでは熱が高いのに手足が冷たくなり、ふるえがきます。その時は、暖めてあげてください。
熱があっても子供たちは、おとなと違って意外にに元気なものです。熱が高くても、頬に赤みがあれば、まず心配ありません。食欲は減退しますが、無理せず水分の補給を心がけましょう。

解熱剤の使い方

熱で苦しんでいる子どもを前に、防御反応とわかっていても、それを我慢させるのは辛いものです。
ここでは解熱剤の適切な使い方についてお話ししましょう。
まず、大切なこととして解熱剤は熱を下げるだけで、病気を治す薬ではないということです。子供は、おとなと違って熱には強く、38℃以上でもケロッとしていることは良くあることのようです。子供がある程度元気なら、熱の高さ(体温計の数字)だけで、解熱剤を使わないようにしたいものです。
元気がない、グズッて寝つかないなど熱が子供に悪影響を与えている場合に、発熱による悪影響を除外する事を目的に使いましょう。日中、手をかけられ充分な観察ができれば、解熱剤の必要はあまりなく、むしろ「夜に子どもを安眠させるため」(充分な睡眠は病気の改善に役立ちます)、「疲れているお母さんが休む為」(お母さんが波れて倒れると、子供にとってこれ以上大変なことはありません)、等の目的に使用することがベストと言えるでしょう。

坐薬(解熱剤)について

乳児の場合、飲ませる解熱剤は、吐き出したり、飲み込まない等の心配が出てきますが、坐薬だと投与が簡単で確実です。 更にもうひとつの利点は、眠っていたり、痙攣(けいれん)の時にも使える事があげられます(痙攣時に使うのは、抗痙攣剤の座薬です、解熱用の坐薬はよけいに痙攣を誘発しますので注意してください)。

但し3歳から4歳を過ぎると、坐薬に対する抵抗が増えてきます。嫌がる子供を押さえ付けて、坐薬を使うことは恐怖心を植えつける事になりますので、その辺配慮が必要です。

最後にひとつ、「坐薬は効き目が強いので注意が必要です」使っている薬剤の内容や投与量等薬剤師や医師からの話を良く理解して使用するよう心掛けて下さい。

痙攣(けいれん)について

一般的な痙攣(けいれん)は「意識がなく、体を硬直させたりブルヌル震えたりすることをいいます」。 
子供のけいれんのほとんどは熱性痙攣といい、これは珍しい病気ではなく、生後4ケ月から6オまでに発病し10人から20人にひとりの割合でみられます。発症は一歳頃の乳児で男児に多いという傾向があります。
特徴は名が示すように、発熱に伴ってみられることです。熱が急に上昇する時に、よく起こり、痙攣(けいれん)の時間は、長くても20分以内で多くの場合は5分以内に治まります。 
さて、けいれんを起こしたらどうしたらよいでしょうか。いくら慌てても、痙攣(けいれん)は止まりません。
以下に対処方法を箇条書きにしました。
  • おでこに手を当てるい等、体温を計り熱の状態を確認します。体温計が使えるようならば、それを使います。
  • 衣服をゆるめ、嘔吐しても大丈夫なように顔を横にして(嘔吐物で呼吸ができない場合がある為)、抗痙攣剤の坐薬を挿入します。
  • どんな形の痙攣なのか、観察しながら待ちます(医師への症状の説明)。痙攣(けいれん)のケースには、ガクガクする以外に、硬直することもあり、唇や顔が紫色になることもよくみられます。舌を噛むのを心配して、タオルなどをロにいれる必要はありません。待っている時間は長く盛じますが多くは5分以内に止まります。また、初めての痙攣で長い時間治まらなければ、救急車を呼びます。
  • けいれんが止まって、意識が戻り泣くようであれば、そのまま様子見でも構いません。心配であれば医療機関へ行きましょう。
以上、文章にすると簡単ですが、痙攣(けいれん)を起こし我が子の顔色が紫色になって慌てないことは不可能です。痙攣(けいれん)の心配がある場合はいつでも対応できる準備と病院との連絡がとれるように普段から気をつけるようにしておきましょう。
なお、熱がないのに痙攣(けいれん)をおこしたり、部分的な痙攣(けいれん)が見られたり、時間が長かったり、何度も繰り返すような場合には、熱性痙攣以外の病気が隠れているかもしれませんので注意が必要です。
最後の一言、お子さんが痙攣(けいれん)を起こしたときは、とにかくお母さんがしっかりすることが一番大切なことです。



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